• 683-0825 鳥取県米子市錦海町3-4-5
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作業療法部門

退院後の生活を見据えたチームアプローチ

患者さんが身の回りの生活動作を自分で行えるようになるため、当院ではあらゆる生活動作についてセラピストが他職種とともに評価を実施し、環境や介助方法などを統一します。入院生活自体がリハビリと捉え、それをチームで支えています。

作業療法室にあるキッチンでは、調理訓練だけでなく、管理栄養士とともに栄養指導も行われます。

実際の調理訓練場面

入浴介助を行う際に、適切な福祉用具を使用することで介助量の軽減を図る事が可能であり、さまざまな入浴関連の福祉用具を揃えることで自立支援を促します。

使用頻度の高いOT浴室

作業療法室には家庭環境に近い浴室があり、自立度の高い患者さんには積極的に利用をして頂いています。

高さの異なるテーブル

過去1年以上に渡って、患者さんの座高のデータを集計し、患者さんの体に適応した、食事をしやすいテーブルの高さについて研究しました。結果を踏まえ、テーブルの高さの調整を行いました。体に適応したテーブルの高さになることで、上肢操作性の向上や食事姿勢の改善等、良好な成果が得られています。

随意運動介助型電気刺激装置IVESを使用したアプローチ

脳卒中などの運動麻痺に対する新たな治療として、随意運動介助型電気刺激装置「IVES」を導入しました。 「IVES」は通常の受動的な電気刺激により運動が誘発される電気刺激装置と違い、自ら体を動かそうとした時に発生する微弱な筋肉の活動(筋活動電位)を電極が感知し、その運動に必要な電気刺激を、対象となる筋肉に加えることで自らの運動を介助します。そういった運動を繰り返すことで神経は強化され、運動麻痺の回復に期待がもたれます。

随意運動介助型電気刺激装置IVES
IVESを使用した訓練場面

自動車運転評価

自動車運転の希望がある患者様(主に脳卒中患者様)に対して、鳥取県米子市皆生の「山陰中央自動車学校」と連携し、自動車運転適性検査を行っております。
主治医の指示のもと、身体機能・高次脳機能検査を行い、カンファレンスにて主治医より自動車運転評価が必要と判断された方を対象としています。

認定資格取得者

私たちは、知識及び技術レベルを向上させ、より質の高い業務を実践するため、各種学会・職能団体等が認定する資格の取得を目指し、自己研鑚に努めています。